紙タオルの正しい使い方(4:24)
講演内容の日本語対訳テキストです。
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25万9100トンもの紙タオルが毎年消費されています。この数値はアメリカ国内のものだけです。― 間違えました。実は年間の使用量は590万トンにもなります。1人当たり1日に1枚でも紙タオルの消費を削減できれば、25万9100トンもの紙を節約する事ができます。できるはずです。
紙タオルのホルダーには実にいろいろなものがあります。三つ折りタイプ用のもの。大抵皆さん、2枚か3枚取っていきます。引っ張って紙タオルを切り取るタイプもあります。皆さん1回、2回、3回、4回と引っ張ってから切っています。4回もですよ。自動的に切れるものもありますが、1枚も2枚も―いや4枚も取ってしまいます。また、再生紙を使用したものもありますね。吸水性が低いため、5枚も必要になるのは目に見えています。
実を言うと、本当に必要なのはわずか1枚なんです。これには2つキーワードがあります。
(左側の聴衆に向かって)向かって左の方、キーワードは「よく振る」です。大きな声で言ってみて下さい。
聴衆: よく振る
(右側の聴衆に向かって)こちらのキーワードは「折りたたむ」です。
聴衆: 折りたたむ
もう一度!
聴衆: 折りたたむ
皆さん大きな声で!
聴衆: よく振る 折りたたむ
ありがとうございます。それでは手を濡らしますよ…振ってみますね。1、2、3 … 10、11、12回です。なぜ12回(twelve)かって? キリストの使徒、イスラエルの支族、星座、月も全部12個あって、私がこの数字を気に入っているからです ― 一音節で最も大きな数字です(笑)
三つ折りのものをこのように折りたたんで使えば…ほら、乾きました。
(拍手)
(手を水に付けて左側の聴衆に促す)聴衆: よく振る
(続いて右側の聴衆に促す)聴衆: 折りたたむ
こちらは最初から切れているものです。折りたたむ重要性は、介在的吸水力の向上にあります。本当ですよ。この言葉は覚えなくてもいいですけど。
(三度手を水に付けて左側の聴衆に促す)聴衆: よく振る
(続いて右側の聴衆に促す)聴衆: 折りたたむ
これは最初から切れているタイプのものです。面白いことに、3枚も4枚も取っても手のしわに入らないので、私の方法の方が良く乾くんですね。さすがに再生紙ではダメだとお考えの方にも…
(手を水に付けて左側の聴衆を指す)聴衆: よく振る
(続いて右側の聴衆を指す)聴衆: 折りたたむ
さて、最近はしゃれた発明品もでていて、手をこんな風にかざすと紙を出してくれるものもありますが、出てくるタオルは大きすぎます。秘密をお教えしましょう。皆さん、機敏に動けますか? こんな事も出来るんです。これはこの建物のホルダーから取ってきたもので、1枚の半分だけです。どうやって? 出てきた途端に切ってしまえばいいんです。勝手に止まるようになってますし、半分だけのタオルも手に入ります。
(手を水に付けて左側の聴衆を指す)聴衆: よく振る
(続いて右側の聴衆のほうを見やると)聴衆: 折りたたむ
それでは皆さんご一緒に。(聴衆と一緒に)「よく振る」「折りたたむ」。皆さんこれから紙タオルを使う際には、この2つの言葉を思い出して下さいね。最後に一点、1人当たり1日に1枚紙を削減できれば、年間では25万9100トンもの節約になります。バカになりませんね 。では来年はトイレットペーパーを節約しましょう。
皆さん手を乾かすのに紙タオルをよく使うことでしょう。しかし、皆さんの使い方は間違っているかもしれません。
この笑いあり、新発見ありの短いトークの中で、ジョー・スミスが紙タオルを完璧に使いこなすテクニックをご紹介します。