嘘の見抜き方(18:47)
講演内容の日本語対訳テキストです。
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皆さんを警戒させるつもりはないですが、気がついたのでお知らせしますと、あなたの右隣の人は嘘つきです(笑)。左隣の人も嘘つきです。そして、席に座っている皆さん自身が嘘つきです。私たちはみな嘘つきなのです。
今日は、私たちがなぜ嘘つきなのかについての研究結果をお見せし、どうすれば嘘を検知できるようになるのか、また私たちはなぜ嘘を見抜き、真実をみつけ、最終的に信頼関係を築くために努力しようとするのかについてお話したいと思います。
信頼といえば、「しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ 」の出版後、誰も私に直接会ってくれなくなりました。 「いえいえ、いいです。メールします」と言われるんです(笑)。スターバックスでお茶をする相手もいなくなりました。夫曰く「嘘についてだって?それより 料理のほうがよかったんじゃない?フランス料理とか」
だから初めに、これからお話するのは単純な嘘当てゲームではないということを皆さんにお伝えしておきます。嘘を見抜く専門家(嘘発見人)は、こまっしゃくれた子供が「あ!嘘ついた! 眉毛がぴくっとして小鼻が膨らんだ。ドラマ 「ライ・トゥ・ミー」で見たもん」というのとは違います。嘘発見人は、嘘を見つけるための、科学的な知識を持っており、それを使って真実を見つけます。そして、経験豊かな指導者と同じように、時には非常に困難な場面で、気難しい人々を相手に毎日複雑な会話をしています。嘘発見人は、最初に核となる命題を受け入れることから始めます。その命題とは、嘘は共同作業であるということです。どんな嘘も、口から発せられたでけでは効力を持ちませんよね。他の誰かがそれを信じて初めて、嘘は力を得るのです。
親の小言のような言い方をすると、「あなたが嘘をつかれたのは、嘘をつかれることを許したから」なのです。「あなたが嘘をつかれたのは、嘘をつかれることを許したから」なのです。
嘘についての一番目の真実:「嘘は共同作業である」
全ての嘘が悪いわけではありません。時には私たちは進んで嘘に協力します。体面を保つために、またおそらくは黙っていたほうがよいことを隠すためにです。たとえば「いい歌ね」「その服太って見えないよ、全然」もしくは、お決まりのフレーズ「メールがスパムフォルダに入ってしまっていたんです、本当にすみません」
しかし、時には不本意な形で嘘に巻き込まれることがあります。そしてそれはものすごく高くつくことになりかねません。昨年、アメリカ合衆国内だけでも企業による不正行為が9970億ドルありました。1兆ドル目前で、国家歳入の7%にあたります。何十億ドルもの損害を、嘘は与えうるのです。エンロン破綻、マードフ投資詐欺、住宅ローン危機を思い出してください。他にも、ロバート・ハンセン、オルドリッチ・エイムズなどの2重スパイや、国家反逆者のような場合には、嘘は、国を売り渡し国家の安全保障を危うくし、民主主義を脅かし、国家の防衛に当たる人々の死を招きます。
嘘は実際に深刻な問題なのです。これは詐欺師のオバーランダーです。大変有能な詐欺師で、英国当局によれば、彼は、西欧諸国の銀行制度そのものを崩壊させていた可能性がありました。彼はグーグルにもどこにも載っていません。彼はインタビューに答えたことが一度あり、「いいですか、一つの法則しか使ってません。ヘンリーの法則だけです」と言っています。「誰もが、己の願望のためには進んで何かを差し出すものだ」これが嘘の本質なのです。
あなたが騙されたくないと思うのなら、自分の願望を知る必要があるのです。私たち皆が認めたくないことです。もっと良い夫に、妻になりたい、もっと賢くなりたい、もっと権力を持ちたい、背が高くなりたい、お金持ちになりたい…望みは尽きません。私たちの願いや夢想と現実の差を埋めようとするのが嘘なのです。実際の自分と、こうありたい自分、こんな風だったらと思う自分との差です。なんと、進んで現実との差を嘘で埋めようとするのです。
研究によると、私たちは毎日10回から200回嘘をつかれています。確かにこうした嘘の多くは罪のないものです。別の研究によると、初めて会う人同士は、最初の10分で3回嘘をつくという結果もでています(笑)。
さて、この情報を知ると、最初はたじろぎます。これほどにも嘘が溢れているとは信じられないからです。私たちは本質的に嘘を嫌います。しかし、もっと詳しく見てみると、事態はいっそう込み入っています。私たちは、職場の同僚より見知らぬ人に、より嘘をつきます。外向型の人は、内向型の人よりもより嘘をつきます。男性は、他人のことより自分のことについて8倍嘘をつきます。女性は、他の人を守るためにより嘘をつきます。もし、あなたが平均的な夫婦なら、10回の会話で1回は嘘をついています。これはひどいと思われるでしょうが、独身なら3回に1回に増えます。
嘘は複雑な行為です。嘘は、私たちの日々の生活やビジネスに織り込まれています。私たちは真実に対して非常に両義的です。私たちは必要にせまられて、もっともな理由があって、時には 単に現実を受け入れられず嘘をつきます。これが嘘についての2番目の真実です。私たちは、嘘を否定しながらも裏では嘘をついています。それは何世紀にも渡って私たちの社会で承認されてきているのです。嘘は、呼吸と同じくらい古いもので私たちの文化・歴史の一部です。ダンテやシェークスピアを、聖書を、世界のニュースを見てください(笑)
人類という種にとって、嘘は進化的価値があります。研究者達の間では、以前から知的な種ほど大脳の新皮質も大きくなって 嘘をつくようになることが知られています。ゴリラのココを覚えていますか? 手話を覚えたゴリラです。ココは手話を通じて会話することを覚えました。これは、ココと子猫です。かわいいふわふわのペットの猫。ココは、流し台を壁からむしり取ったのをこの猫のせいにしたことがあります(笑)。
私たちは、嘘の達人になる本能を備え、非常に早い頃からその頭角を表します。どのくらい小さい頃からでしょう? 赤ちゃんは嘘泣きをしてみて、来る人によって泣きやんだり、また泣き始めます。一歳児は隠蔽を覚えます(笑)。二歳児は、はったりをかけます。四歳児は公然と嘘をつき、おべっかを使います。九歳児はごまかしの達人です。大学に入学するころには、母親との会話で5回に1回は嘘をつくようになります。仕事に就いて稼ぐようになると、嘘に取り囲まれるようになります。スパムメール、偽のネット友達、狂信的なメディア、巧妙ななりすまし犯罪、世界規模のポンジ・スキーム※。
虚は蔓延しています。要するに、ある作家が言ったような「真実が失われた社会」です。今にいたるまでずっと嘘に翻弄されてきました。
編注:ポンジ・スキームとは、詐欺の一種で、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。(Wikipedia「ポンジ・スキーム」の項より引用)
どうしたらよいでしょうか? 実は、このような苦境を乗り切るための手段があります。訓練された嘘発見人は、90%の確率で真実を見つけます。普通の人は54%くらいです。なぜそんなに簡単に習得できるかというと、上手下手はあっても、本当に独創的な嘘つきはいません。嘘をつく時、同じように間違い、同じテクニックを使うからです。ではやってみましょう。まず、嘘が現れる2種類のパターンを紹介し、嘘の現場をお見せします。嘘を見抜けるでしょうか。まずは会話に現れるパターンを見てみましょう。
(ビデオ) クリントン元アメリカ大統領:「よろしいですか、もう一度同じことを言います。私は、あの女性、モニカ・ルインスキーさんと性的な関係を持ったことはありません。誰にも、一度たりとも嘘を強要していません。この疑惑は事実ではありません。国民のための仕事に戻る必要があるのです。ありがとうございました」
編注:英語の発言に対して嘘を見抜く解説をしています。英語の原文を併記します。
(Video) Bill Clinton: I want you to listen to me. I'm going to say this again. I did not have sexual relations with that woman, Miss Lewinsky. I never told anybody to lie, not a single time, never. And these allegations are false. And I need to go back to work for the American people. Thank you.
さて、どんな兆候があったでしょうか。まず「短縮形を用いない否認(did not)」がありました。研究によると、否定しようと意気込みすぎている場合、形式ばった言葉を使ってしまうと言われています。また「あの女性(that woman)」という「距離を置く言葉」がありました。嘘をついている人は、無意識に嘘の対象について距離を置く言葉を使おうをするのです。もしクリントンが「本当のことを言うと」やニクソンのおなじみのフレーズ「率直に言って」などの――修飾する言葉を使っていたとしたら、嘘発見人には決め手になります。こうした信憑性を高めようとする言葉は、かえって話の信憑性を低くすることがわかっているからです。もしされた質問をそのまま繰り返していたり、詳細すぎる説明を振りまいていたとしたら――幸い私たちは聞かずにすみましたが――もっと疑わしく見えたはずです。フロイトの言うとおりです。彼は言葉以上に語るものがあると言っていました。「どんな人も秘密を守ることはできない。唇を閉じていても指先が語っているから」
あなたがどれほど口が固くても、指先で秘密を漏らしているのです。ドミニク・ストロスカーン(編注:フランスの政治家/経済学者)と一緒に写っているオバマの指先にご注目を。
これが嘘をつく時の2つ目のパターン――ボディランゲージです。見てみましょう。しぐさについては、思いこみを一度全部捨てて、科学によって考え方を少し変えてみましょう。私たちは、嘘つきは始終そわそわしていると思っていますが、嘘をついているときは上半身を動かさないものなのです。嘘つきは目を見ないと思っていますが、嘘つきはこのことを逆手にとって、余計に長く目を見つめるのです。熱心さやほほえみは、正直さや親密さをあらわすと思われていますが、訓練された嘘発見人は偽の微笑みを1キロ先からでも見抜くことができます。どちらが偽の笑いかわかりますか? ほほの筋肉は、意識して動かすことができますが、本物の笑みの場合は目じりに小じわができます。ボトックス注射をしすぎると、特に目の筋肉は動かせなくなりますので、やりすぎに注意。誰もあなたを信頼しなくなりますよ
さて、今度は嘘の現場を見ていきましょう。次の会話で何がおきているかわかりますか? 話されている言葉としぐさの不一致を見つけることで嘘を見抜くことができるでしょうか。ごく当たり前と思われるでしょうが、嘘と疑っている人と話す時には大変見落とされがちなのですが、実は態度が嘘をついているかどうかを表します。
無実な人は、協力的であなたの味方だという態度を示し、熱心に、自分から進んで真実をみつける手助けをしようとします。一緒に考え、疑わしい人の名前をあげたり、詳細な話をします。こんなことを言うかもしれません。「給料を改ざんしたのは給与計算課のあいつかもしれません」無実の人は、不当に疑われていることがわかったら、一瞬ではなく、取り調べの間ずっと激昂するはずです。改ざんの犯人に対してどんな処罰を与えるべきか無実な人に質問すると、寛大ではない厳しい処置をするべきだと答えることが多いのです。
では、これと全く同じ質問を、嘘を付いている人にしてみるとしましょう。その人は体を遠ざけて下を向き、声を低くし、尻込みし、ぎこちない態度をとるでしょう。嘘をついている人に話をさせると、重要でないすべてのところに細かい説明をつけすぎるでしょう。そして、厳密に時系列に話をします。訓練された尋問者は、数時間にわたる尋問で、さりげなく少しずつ検証します。同じ話を逆さまに話してくださいと頼んで、その人が落ち着かない時を探し、どの質問が最も疑わしい兆候があったのかを見極めます。なぜこの方法なのでしょう? 人は同じように準備するからです。嘘をつくときに話のおさらいはしますが、身振りまでは練習しません。「はい」といいつつ頭を「いいえ」と振ったり、非常に説得力のある話をしながら、肩をわずかにすくめたりします。恐ろしい犯罪を犯した時に、逃れられた安堵から笑みを浮かべます。この笑みは「duping delight(欺瞞者の喜悦)」として知られています。
では、いくつかのビデオを見てみましょう。最初のビデオは、ご存じない方のためにご説明しますと、大統領候補だったジョン・エドワードで、婚外子がいたことでアメリカに衝撃を与えた人です。彼が親子鑑定を受けることについて話しているところの映像です。彼が「はい」といいながら首を振っているところや、わずかに肩をすくめているところなどを見つけることができるかどうか試してください。
編注:このセクションは映像で見ることを推奨します
(ビデオ)ジョン・エドワード: 喜んで受けますよ。子供ができた時期から考えて、私の子供でないということを確信していますから、ありえないということを知っています。進んで親子鑑定を受けて、結果を知りたいと思っています。
インタビュアー:鑑定はすぐにお受けになる予定ですか? 他にも――
エドワード:いや、私だけです。受けるのは私一人だけですが、進んで受けますよ。
いかがでしょう、わかっていれば首を振っているのを見つけるのは簡単ですね。自分の感情を覆い隠そうとして、別の表情をする時にはほんの一瞬ですが、元の感情が漏れ出ることがよくあるのです。殺人者は悲しみの表情を漏らすことで知られています。新しい提携先と合意に達して、お祝いに夕食を共にした時、怒りの表情を漏らすかもしれません。一晩で表情分析の専門家にはなれないですが、簡単に学べて非常に危険な兆候を一つお教えしましょう。それは侮蔑の表情です。怒りがあっても人は付き合っていき、同じ土俵にもいられます。いくらかは健全な関係があるからです。しかし怒りが侮蔑に変わったらもうそこまでです。侮蔑とは道徳的上位に立っているということだからです。この理由から、関係を修復するのが大変難しいのです。
これが侮蔑の表情です。片方の口の端が上に上がって中に入り込みます。表情の中で、侮蔑はたった一つの非対称な表情です。この侮蔑の表情を見たら、騙そうとしていようがいまいが――侮蔑は騙しているとは限らないので――すぐに背を向け、方向転換して取引を見直すべきです。
「結構です。もう誘われても来ません。それでは」と言いなさい。
科学は、もっともっとたくさんの嘘の兆候を暴き出しています。たとえば、嘘つきはまばたきの回数を変えること。足を出口側に向けようとします。インタビュアーとの間に物をおいて垣根を作ろうとします。声のトーンを変え、しばしば低い声をだそうとします。さて、ここが重要ですが、しぐさは単にしぐさにすぎません。嘘の証拠ではありません。これらは注意信号です。私たちは人間です。一日中いたるところで嘘が疑われる動作をしています。しぐさ自体は何も意味していません。しかし、それがいくつもあったら注意が必要です。よく見聞きし、探り、難しい質問を投げてみましょう。ゆったりとくつろいだ雰囲気から、興味を惹かれた感じでもっと質問をしてみましょう。尊厳を忘れずに、親密な間柄だと感じさせるようにしながらです。刑事ドラマの「Law&Order」のやり方を真似て、降伏するまで叩きのめすような方法はやめましょう。攻撃的にならないこと。それではうまく行きません。
さて、ほんのさわりですが、嘘をついている人との話し方、また嘘の見つけ方について話しました。次は、約束通り、真実を語る人がどう見えるのかお話しましょう。これから2つのビデオをお見せしましょう。二人の母親のうち片方は嘘をついていて、もう片方は本当のことを語っています。カリフォルニアの研究者デイヴッド・マツモトによって見いだされました。これは真実がどのように見えるのかの非常によい例だと思います。
この母親、ダイアン・ダウンズは、自分の子供を至近距離で撃ってから、車の中を血まみれにしながら車で病院にかけこみ髪の薄い見知らぬ人の犯行だと主張したのです。このビデオを見ると、彼女が、苦悩する母親の振りすらできていないことがわかるでしょう。ここで見ていただきたいのは、信じられないほどの乖離です。彼女が説明する恐ろしい出来事に対して、彼女の態度は非常に冷静です。また、よく見ると「欺瞞者の喜悦」があちこちに現れているのが分かります。
(ビデオ)ダイアン・ダウンズ: 夜に目を閉じると、車を運転している間にクリスティが私に手を延ばして、口から血が流れ続けている光景が見えるのです。日が経つにつれて薄れるだろうと言われますが、私にはそうは思えません。このことが一番私を苦しめています。
次は、本当に悲嘆にくれている母親、エリン・ルニオンのビデオをお見せしましょう。自分の娘を虐待して殺した犯人に対峙しているところです。ここには全く偽りの感情がなく、母親の本物の悲痛な感情があるばかりです。
(ビデオ)エリン・ルニオン:私はこの陳述を、娘の3回目の命日に書きました。あなたが殺し、痛めつけ、押しつぶし、あの子の心臓が止まるまで傷めつけた日に、あの子は何度も抵抗したはずです。あの子はあなたを見たはずです。あの素晴らしい茶色の目で、でもあなたはそれでもあの子を殺したかったのです。私には、どうしてそんなことができるのか理解できません。今後も絶対ずっと理解できません。
この感情が本物なことに疑いはないでしょう。
真実がどのように表されるのかについての科学技術は進歩しています。例えば、視線追跡装置や赤外線脳スキャン、嘘をつこうとしている時に体から発される信号を解読するMRIなどがあります。こうした技術が世界中に売り込まれるでしょう。いつの日か、詐欺に対する万能薬として、こうした機器は非常に便利になるでしょう。しかし、それまでは自力で嘘をみつけなければなりません。人と対面する時、協力してもらうとしたら、嘘を見抜く訓練を受けた人と180キロの嘘発見器を引きずって持ち込もうとしている人、どちらがいいですか?
嘘発見人は人間的手段に頼ります。誰かが言った「影に隠れた人格」のことをよく知っているからです。ただ、それなのに面白いことは、今の私たちには影がほとんどないことです。私たちは、24時間白日のもとにいます。私たちの世界はつつぬけです。ブログやSNSで自分達の生活を公開することを選んだ全く新しい世代の人々が、噂話を公開しています。以前に比べて遙かに真実が見えにくくなった世界です。私たちに与えられた一つの課題は、過度な共有は正直さではないということを覚えておくことです。熱狂的なツイートやテキストメッセージは、さりげなく表される良識や高潔さが常に大切であり、これからも大切だということを見失わせてしまいます。常に大切であり、これからも大切だということを見失わせてしまいます。つまり、この、真実が見えなくなった世界で私たちに必要なのは――つまり、この真実が見えなくなった世界で私たちに必要なのは、今までよりもほんの少し自分の道徳基準を明確に示すことです。
科学的な嘘識別と、よく見て聞き出す技を組み合せれば、嘘に乗せられずにすみます。あなたは、今よりほんの少し明確に示す生き方を始めます。なぜなら、あなたは周囲の人に対して「私の、私たちの世界を正直な世界にするの。真実が力を増し、偽りは悟られてしまって、効果の無い世界になる」と言うからです。これを実践していけば、周りがほんの少しずつ変わり始めます
それこそが真実です。ありがとうございました。
私たちは1日に10~200回ほど嘘をつかれており、嘘を見抜く手掛かりはとてもとらえにくく、また直感で自然に分かるものでもありません。「しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ 」の著者パメラ・メイヤーが、嘘の手法と、嘘が多く使われている場面でどうやって訓練をした「嘘を見抜く専門家(嘘発見人)」が嘘の検知を行うのか、その方法を見せてくれます。 また「正直さ」は守るべき価値観であると彼女は主張しています。