30分で地球を半周するSpaceXの旅行プラン(21:31)
講演内容の日本語対訳テキストです。
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(クリス・アンダーソン)2ヶ月前に すごいことがありましたが その話をしてもらえますか? みんな関心を持っているので
(グウィン・ショットウェル)まず黙って見て それから話しましょう
(映像)5、4、3、2、1
(歓声)
(女性の声)発射です 行け ファルコン・ヘビー
(グウィン)これはSpaceXにとって 本当に重要な瞬間でした まずファルコン9で 今度はファルコン・ヘビーによって かつて そして現在考えられている どんな貨物も 軌道に打ち上げられる ようになりました 年内にファルコン・ヘビーの 打ち上げが2回あるので これは成功させる 必要がありました ファルコン・ヘビーの 初の打ち上げで これはその主役である 2つの補助ブースターの 着陸場面です すごく興奮しています
(笑)
チームのみんなに お礼をしています あの時 周りには 千人くらいの人がいました それから「スターマン」です スターマンが話題を さらいはしませんでした 主役はブースターです
(笑)
(クリス)何か積まなきゃいけないことだし 宇宙にテスラでも持って行こうと
(グウィン)ええ ぴったりでした
(クリス)少し時間を遡りましょう どういう経緯で SpaceXのエンジニアに そして社長になったんですか? もともと技術オタク少女 だったんですか?
(グウィン)技術オタクというわけでは ありませんが 確かに 女の子がしないようなことを していましたね 3年生の時でしたが 芸術家の母に 自動車の仕組みを尋ねて 母は分からなくて 本を買ってくれました それを読んで やがて機械工学で学位を取り 自動車会社のクライスラーに 就職しました でも 私が工学に進んだのは その本のためではなくて 母が連れて行ってくれた 女性技術者協会のイベントで 講演していた女性エンジニアに 憧れたからでした その人はすごく 重要な仕事をしていて しかもスーツ姿が 格好良かったんです
(笑)
15歳の女の子が惹かれるのは そういうところです 昔は この話をするのが 気恥ずかしかったんですけど それがエンジニアに なった理由なら 話した方がいいと 思ったんです
(クリス)16年前にあなたは SpaceXの7番目の社員となり その後の数年間で NASAと数十億ドルの 契約関係を結びました SpaceXは 最初の3回の打ち上げに 失敗していたにもかかわらずです いったい どうやったんですか?
(グウィン)ロケットを売るために 重要なのは 人間関係— 顧客との関係を 築くことなんです 売れるロケットが ないわけですから チームを売り込み ビジネスに長けたCEOを 売り込むんです 近頃ではそんなに 難しいことではありません そして相手の持っている 技術的問題や懸念に対して すぐ対応するということ だから私自身エンジニアであることが 役に立っていると思います イーロンのため セールスを統括する 私の役割に 役立っています
(クリス)現在 SpaceXが 重点を置いているのは ボーイングと競って 人間を軌道に打ち上げる というサービスを 先にNASAに 提供することでしょう 当然安全性の考慮が 重要になります 眠れますか?
(グウィン)私は実際よく寝ています 寝付きがいいのは私の一番の長所です でも 人を打ち上げる時には たぶん寝不足に なるでしょうね 人を飛ばすシステムの 設計において 安全性は本質的なことで 私たちは長年 取り組んで来ましたし 実際この技術を ほぼ十年やっています 貨物用のドラゴンロケットを元に 乗組員を載せられるよう 作り替えています 安全面の技術については かなりの間 取り組んできたんです
(クリス)何か問題があったときに 即座に脱出できるシステム というのがありますよね
(グウィン)ええ 「打ち上げ脱出システム」 と呼ばれるものです
(クリス)映像があるので それを見ましょうか
(グウィン)これは2015年に行った テストの映像です 発射台で大きな問題が 起きた状況を想定しています やりたいのは乗員カプセルを 逃がすということで 真下でひどいことに なっているロケットから 離れたいわけです これは発射台で 問題が起きた場合ですが 飛行中のロケットに問題が 生じた場合のテストも 年内に予定しています
(クリス)そのロケットが 他の機能も持つようになったのだとか
(グウィン)ええ ドラゴン宇宙船の 打ち上げ脱出システムは独特で 統合されているんです 推進型になっていて カプセルに推進剤のシステムと スラスターが一体化されています ロケットの問題を検出すると カプセルを押し出すんです これまでのカプセル安全装置は トラクターの牽引車みたいでしたが 私たちがそれを 選ばなかったのは カプセルが安全に再突入する前に 牽引する物がはずれなきゃいけないためで 設計上失敗する可能性のあるものを 取り除きたかったんです
(クリス)SpaceXは ロケットを 再利用可能にするというのを 普通のことのように やっていますが それは これまで 国家の宇宙計画でも 成し遂げられなかったことです どうしてできたんですか?
(グウィン)SpaceXの成功要因は いくつか— 実際何百万とありますが 1つは 私たちが巨人の肩に 乗っているということです ロケット産業と 今日までの開発を見て 最良のアイデアを選び それを生かしています また私たちのシステムには 含めなければならない技術遺産 というのがありませんでした 「レガシー」要素を取り込むための 設計をする必要がないし それは信頼性が最高でなかったり 高価だったりするかもしれません 私たちは物理学だけに基づいて システムを設計できました
(クリス)一から開発されたものは 他にもありますよね 最後に物理学に基づく設計と 言われましたが 何か例を挙げて いただけますか?
(グウィン)その例は 実際何百とありますが 私たちはロケットの設計を まったくの白紙から始め 何でも好きなように 決断できました タンクの設計は 一般的なドーム型です ビール缶を2つ 積み重ねたような形で 1つには液体酸素 1つには推進剤が入っていて それで重量を 減らすことができ 同じデザインで より多くの貨物を 載せられました 今飛ばしているロケットで もう1つ特徴的なのは 高密度液体酸素と高密度推進剤を 使っていることです 超低温にして より多くの推進剤を ロケットに 詰め込めるようにしています 他でやられているにしても 私たちほどでは ないでしょう これによってロケットに 余裕ができ 信頼性を上げられます
(クリス)あなたがSpaceXの社長になったのは 10年前だったと思いますが イーロン・マスクの側で仕事するというのは どんなものなのでしょう?
(グウィン)イーロンの元で 仕事するのは好きです 今年で16年目になります 嫌なことを16年も続けるほど 私は馬鹿ではありません 彼は面白い人で 彼が何も言わなくとも 周りの人間は 最高の仕事をしようと思うんです 彼は何も 言う必要がありません みんながいい仕事を したいと思うんです
(クリス)あなたは私を当惑させている ある問題に答えるのに 最適な立場にいると 思いますが 「イーロン時間」という 奇妙な時間単位についてです たとえば去年私が テスラが自動運転でアメリカを 横断するのはいつになるか聞いたら 去年の12月だというのが 彼の答えで イーロン時間においては まったく正しいんでしょうが 実のところイーロン時間と現実の時間の 変換比率は どれくらいなんでしょう?
(笑)
(グウィン)微妙な立場に 立たせてくれて どうもありがとう イーロンが時間的な目標について すごく強気なのは確かですが それが私たちをより良く より早くやるよう 駆り立ててもいるんです 世界中の時間と お金をかけても 最高の結果が 得られるわけではないので チームにもっと早くやるようにプレッシャーを かけるのは重要なことなんです
(クリス)あなたは重要な仲介的役割を 果たしているように思えます イーロンが強烈な とんでもない目標を設定し 状況が違えば チームを潰したり 不可能な期待を持たせることにも なりかねませんが それに対してあなたは 「分かりました イーロン」と言って 彼と社員のどちらにも 受け入れられる形で それを実現させている ように見えます
(グウィン)それについては 重要な気付きが2つあります まずイーロンが何か言ったときには 一旦間を置いて 「そりゃ無理ですよ」とか 「どうやればいいのか見当も付きません」などと 即座にこぼしたり しないことです 口を閉じて よく考え 可能な方法を見付けるんです もう1つ気付いたのは これは仕事で満足感を得ることを すごく難しくしているんですが 私の仕事は そういうアイデアを会社の目標として 実現可能なものにすることだと 急な坂を乗り越えて 落ち着けるようにすることだと思っていますが やっと着いた 乗り越えたと みんなが満足していると イーロンがまた 何か放り込んできて 満足感は吹き飛び 急な坂を再び 登り始めることになるんです でも それが彼の仕事なんだと 気付きました そして会社を快適なところに近づけるのが 自分の仕事なんだと 彼は毎度私たちを 坂道に押し出すわけですが 私は自分の仕事をむしろ 楽しむようになったんです 苛立つのではなく
(クリス)イーロン時間と あなたの時間の変換比率は 私の計算では 2倍というところですが 外していますか?
(グウィン)悪くないと思いますが 言ったのは私じゃなくて あなたですからね
(笑)
(クリス)将来を見越し SpaceXが取り組んでいると 噂される 大きな計画は 文字通り何千という低軌道衛星の ネットワークによって 低コスト大容量の インターネット接続を 地球上のすべての場所で 利用可能にするということです この件について何か お話しいただけますか?
(グウィン)このプロジェクトについては あまり話していないのですが それは別に隠している ということではなく これがたぶん 一番とは言わないまでも 私たちがやっている最も困難な プロジェクトの1つだからです ブロードバンドを提供する 大規模な衛星ネットワークの 実現というは 誰も成功していませんが 難しいのは 物理的なことではなく 適切な技術的解決法を 考え出せると思います ただ それをビジネスに する必要があり その構築には 100億ドルくらい コストがかかります 着実に進んではいますが まだ勝利宣言をするまでには 至っていません
(クリス)あらゆる場所で インターネットに 繋がるようになれば そのインパクトは とても大きいでしょう 突然誰もが安く繋がるようになったら いろいろ変わるはずです
(グウィン)ええ 間違いなく 世界を変えることになるでしょう
(クリス)その計画にとって 宇宙のごみは どれくらい懸念され 障害になって いるのでしょう? 多くの人が 懸念していますが 軌道上の衛星の総数を 大幅に増やすことになります それは問題点ですか?
(グウィン)宇宙のごみが 問題なのは確かです よく起こりそうだからではなく 起きたときの結果が 甚大だからです 沢山の破片を 軌道にまき散らしたら その軌道は何十年にも渡って 使えなくなります 実際私たちは 打ち上げごとに第2段ロケットを 地上に落とす必要がありますが それはロケットの残骸が 軌道に残らないようにするためです 責任を持って管理する 必要があります
(クリス)ファルコン・ヘビー・ロケットの 目覚ましい成功にもかかわらず 将来の計画で そこに集中してはいませんね さらに大きなロケットを 作ろうとしている その名もBFR すなわち—
(グウィン)ビッグ・ファルコン・ロケット (クリス)そうそう
(笑)
あのすごい技術に 投資しておきながら 今度また さらに大きなものを 作ろうというのは どういう理屈なのでしょう?
(グウィン)私たちがこれまで 打ち上げシステムを開発してきて 学んだことがあります 顧客にそれが次に採用すべき 製品だと納得させられる前に 新しい製品を導入したいとは 思っていません 私たちはビッグ・ファルコン・ロケットに 取り組んでいますが それがすっかり 普及するまでは ファルコン9や ファルコン・ヘビーを 飛ばし続けます 私たちがビッグ・ファルコンに 取り組んでいるからといって ファルコン・ヘビーや ファルコン9を やめるわけではなく 新たに付け加えるだけです
(クリス)BFRは火星に人類を送るために 必要なものだということでしょうか?
(グウィン)そのとおりです
(クリス)でも あなた方はそれに関して 別のビジネスのアイデアも持っていると
(グウィン)ええ BFRは私たちが現在 様々な軌道に載せている 衛星を運ぶことができ これまでにないような衛星も 打ち上げることができます 流線型の覆いの部分は 直径 8mあり 貨物室に すごく大きな 望遠鏡を積んで 宇宙の素晴らしい姿を見 素晴らしい 発見をすることだって 考えられます でも BFRから得られる 余剰能力というのもあります
(クリス)余剰能力ですか? (グウィン)余剰能力です
(クリス)これのことを 言っているんですか? これが何なのか お聞きしましょう
(グウィン)これはファルコン・ヘビーです ちなみに言っておきたいのは これはとても見事なロケットで あのハンガーには 自由の女神がすっぽり収まります ファルコン・ヘビー・ロケットの大きさが イメージできるかと思います
(クリス)そして27本の エンジンがあるということも これはあなた方の設計思想で 単に大きなロケットを 新たに作るというのでなく まとめるという
(グウィン)これはまさに 余剰能力の例ですね 私たちはマーリン・エンジンを ファルコン1のために開発しました 私たちはそれを捨てて ファルコン9のエンジンを 新たに開発することもできました そうしたら名前が 違ったでしょうが— マーリンエンジン9つだから ファルコン9なので でも まったく新しいエンジンを 何十億ドルもかけて開発する代わりに 同じエンジンを 9つ使うことにしたんです 余剰能力です 今度は3台のファルコン9を束ねて 現役最大のロケットを作り出しました これは高く付きますが 1からやるよりも ずっと早くできました
(クリス)BFRは推進力という点で これの何倍になるんですか?
(グウィン)BFRの積載量は たしかこれの2.5倍です
(クリス)それによって これが可能になると— 私はこれからお見せする映像を まだ信じられないんですが これはいったい何なんですか?
(グウィン)今 地球上にいますが これは地球人向けの 宇宙旅行です この余剰能力の実現が 待ち遠しいですが 基本的に やろうとしているのは BFRを飛行機のように 地球上の移動のために 飛ばそうということです ニューヨークや バンクーバーから飛び立って 地球を半周します BFRに乗っているのは 30分とか40分とかでしょう 一番長くかかるのは— ええ いかしてるでしょう
(拍手)
一番長くかかるのは 船で行き来する部分です
(笑)
(クリス)確かに いかしてますが クレージーですねよ? こんなこと実際に 起こりっこない
(グウィン)いいえ これは起こります 間違いなく
(クリス)どうやって?
(拍手)
何より 各国が飛んでくるミサイルを 受け入れなきゃいけないですよね
(笑)
(グウィン)私たちが空軍基地に 飛んでくるものを受け入れるよう 説得するのを想像できますか? 私たちはそれを いつもやっているんです 私たちはロケットの 第1段を呼び戻して 国有地や 空軍基地に 着地させています だからこれは 都市から5キロとか 10キロしか離れていないところに 発着することに なるでしょう
(クリス)宇宙経由で飛ぶような 贅沢のできる乗客は どれくらい いると思いますか?
(グウィン)最初のBFRの乗客数は 100名ほどです 少しビジネスの話をしましょう みんなロケットは 高いと思っていて 概ねその通りなんですが では どうやって 航空券と張り合えるのか? これが30分とか 1時間で移動できるなら 1日に何十回も飛べます 長距離の飛行機だと 1日に1回しか飛べません だからロケットの料金が 若干高く 燃料費が 若干高かったとしても 1日に飛行機の 10倍とか飛ばすことができ このシステムから必要な収入を 上げることができます
(クリス)では これが将来 本当に実現すると思っているんですね? いつ頃になりますか?
(グウィン)間違いなく10年以内には
(クリス)グウィン時間でですか イーロン時間でですか?
(グウィン)グウィン時間です イーロンはもっと早くしろと言うでしょう
(笑)
(クリス)そりゃ確かにすごいわ
(笑)
(グウィン)個人的に これには期待しています 私は出張をよくしますが 移動するのは好きじゃないので リヤドの顧客に会うため 朝に出発して 晩ご飯のしたくまでに 帰れたら素敵です
(クリス)試算してみましょう では10年以内に ニューヨークから上海までのフライトが エコノミークラスのチケット並か 2、3千ドルとかになるんでしょうか
(グウィン)ええ エコノミーとビジネスの 間くらいの値段になるでしょうけど 1時間で着けます
(クリス)それは確かに ちょっとしたことではありますね
(笑)
開発中のBFRの 他の用途として 上海より もう少し遠くまで 行くというのがあります その話をしましょう あなた方は実際 人類がいかに火星に行くのかを 詳細に描いた 映像を作っていますね
(グウィン)ええ この映像は 他所で見せたものの短縮版ですが 新たに付け加えた 部分もあります 発射台から打ち上げる ことになります ブースターがあり BFS— ビッグ・ファルコン・スペースシップがあります 打ち上げをし— ブースターは宇宙船を 地球低軌道に乗せると 現在やっているように 地上に戻ってきます すごいことに聞こえますが 私たちは個々の技術に取り組み 1つずつ実現しています ブースターが戻ってきます ここで新しいことは 出発したのと同じ発射台に 戻ってくるということです 現在は別の発射台や はしけに着陸しています 素早い再打ち上げができます 貨物船か 燃料貯蔵庫から 燃料を積み込んで ブースターで 軌道に打ち上げます ドッキングして 宇宙船に給油したあと それぞれの目的地に向います こちらは火星に
(クリス)1度に100人を 火星に運ぶんですね かかるのは6ヶ月くらい? それとも2ヶ月?
(グウィン)それはロケットの 大きさによります 私たちは どんどん大きなBFRを 作っていきますが 最初のもので 3ヶ月というところです 現在は平均で 6〜8ヶ月ですが もっと早くしたいと 思っています
(クリス)SpaceXが最初の人間を火星に運ぶのは いつ頃になると思いますか?
(グウィン)時期的には 地上便と同じくらいでしょう 能力としては同じです 10年以内です— 2010年代ではないですよ
(クリス)現実の時間で 10年以内だと こりゃまた すごいですが
(笑)
でも まじめな話 なぜなんですか? あなたの会社では それが公式の ミッションステートメントになっていて みんなそのミッションに かけています 多くの人は 思っているでしょう そんなに多くの才能や 技術力を注ぎ込んで どうするんだ 地球上に急を要する問題が 沢山あるというのに どうして他所の惑星なんかに 行こうとするのかと
(笑)
(グウィン)その点について聞いてもらえて 良かったと思いますが 私たちはもっと 視野を広げる必要があります 地球上でなすべきことは 山ほどありますが それについては 取り組んでいる 企業が沢山あります 私たちは自分たちになし得る 最も重要な仕事をしていると思っています 人類が生き続け 繁栄できる別の場所を 見付けるということです 地球に何かあれば 人類はどこか別のところで 暮らす必要があります
(拍手)
人類にとって根本的なリスクの 削減なんです これは地球を より良い場所にすることを ないがしろにしようという 話ではありません でも生き残るための道は 複数必要で これはその1つなんです ただ 全人類が絶滅しないよう 火星に行くという 滅入る見方はやめましょう それは火星に行く理由としては 酷いものです 基本的にそこは 新たに探索すべき場所なのであり それが人間を他の動物と 違うものにしています それは探求心であり 好奇心であり 新しいことを 学ぶということです これはまた 私たちが他の恒星系へ さらには他の銀河へ行く 第一歩なんだと 言いたいです これは私がイーロンよりも壮大な 考え方をしている唯一のことですが 私は他の恒星系から来た人々に 会いたいんです 火星は結構ですが ぼろっちい惑星です 住めるようにするには いろいろやらなければなりません
(笑)
私は他の恒星系の人々を 見付けたいんです 人とは呼ばないのかも しれませんが
(クリス)そりゃ壮大なビジョンですね
どうもありがとう グウェン あなたの仕事は地球で一番 いかしていると思います
(グウィン)どうもありがとう クリス
SpaceXでは何をやっているのでしょう? エンジニアのグウィン・ショットウェル は、イーロン・マスクの先駆的航空宇宙会社の7番目の社員で、現在社長をしています。TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソンとの対談で、彼女はSpaceXが取り組む有人ロケットの開発競争や、次の大プロジェクトBFR(それが何かは彼女の話を聞いてください)について語ります。人類を火星へと送るべく巨大ロケットが新たに設計されていますが、それには地球人向けの宇宙旅行という別の可能性もあります。