みんなが楽しく働く会社を作る8つのヒント(4:57)
講演内容の日本語対訳テキストです。
自動スクロールはしませんので、映像に合わせてスクロールさせてご覧下さい。
人事関係の用語には うんざりします 誰も意味が分かってない 変な略語が 山ほどあります OKRにPIP 会社の仕事は 普通の言葉を使って できるんです その方がむしろ うまくいくでしょう
シリーズ 仕事の仕方
私はずっと人事の 仕事がしたくて マネジメントの言葉が 使えるようになりたいと思っていました でも ずっとやってきて 学んだのは そんなのは重要でない ということです 「ベストプラクティス」と 呼ばれているけど 全然そうじゃないものが たくさんあります ベストだと どうして分かるんでしょう? 測ってもいないのに みんなのやっていることを 真似して 「ベストプラクティス」と 呼んでいるだけです 世界は常に変化し 進化しています 適応するためのヒントを お教えしましょう
その1 社員は大人だということ 社員を管理するために 幾重もの階層や手順や ガイドラインを作り その結果として 人を子供みたいに扱う システムができあがります 彼らは子供じゃありません すっかり成熟した大人が 働きに来ているのです 家賃を払い 負うべき責任があり 社会の一員で 世界を変えたいと 思っています みんなすごい仕事をしようと やってきている そう思って当たれば 驚くような変化が あるでしょう
その2 マネジメントの仕事は 人をコントロールすることではなく 優れたチームを作ること マネージャーが優れたチームを作れているかは どうすれば分かるのか 目覚ましいことが 成し遂げられ 顧客がとても 満足している 本当に重要な指標は そういうことです 「時間通りに出社したか」とか 「休暇を取ったか」とか 「規則に従ったか」とか 「ちゃんと許可を取っているか」 といったことではありません
その3 人は意味のある仕事を したいもの 終わった後は 好きなところに進んでよい 職業人生というのは旅です 同じことを 60年 やっていたい人はいません ただ引き留めるために 引き留めるというのは どちらの側にも よいことではありません 出身地として素晴らしい会社を 目指してはどうでしょう? 巣立った人々は 会社の商品のみならず 会社そのものや仕事ぶりを宣伝する 大使になるでしょう 世界中にそういう熱意が 広まっていけば 会社は素晴らしい場所に なっていくでしょう
その4 全社員が会社のビジネスを 理解していること みんな賢明な大人なんだ という前提に立つなら 教えるべき最も重要なことは 自分たちの会社が働く仕組みです 動きが速く 革新的で 機敏さとスピード感をもって すごいことをしている 会社というのは 協同的に仕事しているものです 私達にできる最善のことは 絶えず互いに教え合うことです 「何をしているのか」「何が重要なのか」 「何を指標にしているのか」「良い状態がどういうものか」 そうすることで 一丸となって 同じ目標に向かえるんです
その5 誰もが真実を扱えるべき フィードバックを与えるのは難しいと みんなが言う理由が分かりますか? やっていないからです 年次の勤務評価を 考えてください 自分が本当に うまくできることで 年に一度しかやらないことが 何かありますか? 私が気付いたのは 人は本当のことなら 何でも耳を傾けられるということです だから「フィードバック」という 言葉を考え直して それを相手に真実を率直に伝える 機会だと思うことです その人がうまくやっていることや 間違っていることについて やっている その時に言うのです 君が今やったやつ いいね まさにそれだよ もう一度頼むぞ その日のうちに もう3回 やってくれることでしょう
その6 会社はその理念を 実現する必要がある しばらく前に ある会社のCEOと 話したんですが その会社は問題を抱え 予定通りにことが進まず 仕事に締まりがなく CEOは困っていました その人自身 会議に時間通りに現れることが ないのに気付きました 一度もです 企業理念を守るために リーダーができる最も重要なことは 自ら理念を守って 行動することです 人は見ることのできないものには なれないものです 「うちでは平等を重視している」と 胸を張って言うのを聞きます 経営陣の3割を 女性が占めているからと 3割は平等とは言いません
その6 スタートアップのアイデアというのは みんな馬鹿げているもの 私はスタートアップ企業と よく仕事をしていて 大企業で働いている友人も たくさんいますが 彼らは私が組んでいる 会社のことを 「馬鹿なアイデアだ」と 嘲ることがよくあります でも スタートアップのアイデアというのは みんな馬鹿げているものなんです もしまっとうなアイデアなら 他の誰かが とうにやっているでしょう
その8 企業は変化に 前向きな必要がある ノスタルジーで 盲目にならないこと もし「昔は良かったよな」と 思っている自分に気付いたなら 頭を切り換えて欲しいんです 「どんな風になるか考えてみよう!」と 私の夢の会社が どんなかというと 中に歩み入って 「すべてが変わった 何が起こるか分からない 右に向かって 必死に走っていたけど 左に急カーブを切るぞ」と言うと みんな「いいぞ!」と 歓声を上げるんです ワクワクする世界が広がっていて 常に変化し続けています それを受け入れて 熱中すればするほど 楽しいことが 待っているんです
多くの企業は、最低休日日数、出張規定、勤務時間、年次目標等を定める一連の規則に則って運営されています。でも企業がコントロールすることよりも信頼に重きを置いたなら、何が起きるのでしょう? Netflixの元人材担当重役として著名なパティ・マッコードが、規定集を捨てることになった気付きについて語ってくれます。