変わった身の上を採用につなげる方法(4:11)
講演内容の日本語対訳テキストです。
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パソコンを前に 夢の仕事に応募しようとしていると ふと時間の無駄だという考えが 頭をもたげます
こう思っているの かもしれません 「親が大卒じゃない」 「自分には学習障害がある」 「そこのウェブサイトで 上の方の役職の人を見ると 自分と同じ人種や性別の人が 一人もいない」 「採用されるわけがない」 それで応募さえしません
でも自分の経験への 自信のなさが キャリアの成功につながる 鍵かもしれないんです
シリーズ 働き方 提供 Dropbox
肝心な時に自信をなくす人は 多いです とりわけ 人種的マイノリティであるとか 家族の中で大学に行くのは はじめての人とか 変わった経歴で 規格に合わない人とか そういう人は 私の仲間です
私が気付いたのは 一見マイナスに見える そういう背景こそ 自分を人と差別化する強みに なりうるということです 自分の物語の捉え方を変える というのが鍵です あまり普通でない道を 辿ってきたのなら そこで身に付けてきた 技能があるでしょう それが職場で価値を持つのです そういう経験を見つけて アピールしてみましょう その物語が素晴らしい仕事への 切符になるかもしれません
私自身 自信のなさを 克服してきたので よく分かります 大学生のとき 良いインターンができなかったし 成績優秀でもありませんでした 卒業のとき何かもらえたとしても せいぜい残念賞でしょう 自分で気付いてなかったのは 人付き合いが 上手いということで 今は 人材オタク兼CEOとして 何千という卒業生が 自信のなさを克服して 想像もできなかったような 目標を達成するのを 見てきました その方法を お教えします
2つのことを自問してください 1つは なぜその仕事がしたいのか? どんな仕事や職場で 自分が幸せに感じるか 既に分かっている かもしれないし まだ分かっていない かもしれません 個人的な経験が ヒントになります たとえば 肉体労働者だった お祖母さんに 良い医療保険がなかったことを 気にかけていたとか 難読症の弟のため 読むのを手伝ってやっていて 教育政策にすごく 関心を持つようになったとか 面接のときには そういうことを話しましょう 仕事への情熱や献身を示せます
私の知っているディランという子は 両親の移民手続きの書類を 書いてやったという 個人的な話をしようと しませんでした その話をすると 親に学がないと 思われるからでした ディランは この素敵な話の力を 自分の優れた学力とともに 生かすべきだと気付きました ロースクールに応募する時に その話をして なぜ自分が弁護士を目指しているのかを 示したのです 今はジョージタウン大学 ローセンターの3年生です
自問すべき もう1つの質問は 自分が職場にもたらす 独特な強みを示すために 自分の物語を どう語ればよいかということです たとえば大学時代に 専攻とは無関係なバイトを いろいろこなしていたなら 時間管理の能力や 勤労意欲の強さを示せます 病気の親の世話のため 大学を中退しなければ ならなかったなら 具体的に話しましょう 治療計画を どう管理していたか 込み入ったスケジュールに どう対処しなければならなかったか それによって 考え深く 思いやりがあることを示せ それはチームの一員として 素晴らしい資質です
自分の物語における 困難を捉え直すことで 自信を付けていくことが できますが 時間がかかります マラソンのようなものです 練習し鍛える必要があります
答えなければならない あの難しい質問に立ち戻りましょう その答えが 自分を 自分たらしめるのです 物語る練習をする時には 強い思いを持って 語りましょう 採用担当者もきっと 言葉の中にある力を 聞き取るはずです
仕事を探しているとき、自分は能力不足だとかふさわしくないと感じるかもしれませんが、そんなことはありませんよ。ブレイヴン社の創業者CEOのエイミー・ユーバンクス・デーヴィスが、自己不信や障害を強みに変える方法をお教えします。