職場で深いつながりを作る5つの方法(2:54)
講演内容の日本語対訳テキストです。
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最後に手書きで手紙を書いたのはいつですか? おそらく だいぶ前でしょう
[シリーズ 働き方]
テクノロジーは コミュニケーション方法を変えました 手紙の代わりにEメールを送り 電話する代わりにSMSを送ります 台所で夕食を作る代わりに デリバリーを注文します 全ては効率のためです ただし 問題点があります テクノロジーのおかげで コミュニケーションが容易になりました しかし 他者とのつながりは 容易にはなっていません
私が発見した — ハイテクで ペースの速い現代社会で 他者とつながる秘訣は いくつかのちょっとしたことを 昔ながらのやり方で行うというものです
手紙を書くこと 私はこれまで何千もの手紙を 手書きしてきました アドバイスをくれた人への感謝 インタビューへのお礼など ひと手間かけることで あなたの本気や 期待を上回ろうとする意思を 示せるわけです 感謝の手紙を書くコツは 手紙の相手が あなたの人生に与えた影響を 明確に記載することです 具体的に語りましょう 例えば 「アドバイスをありがとう おかげで今Xをやれているよ」 といった具合です 人は変化に目を向けるものです あなたの人生に あなたの追い求める人生に その人が多大な影響を もたらしてくれたと伝えれば 強烈な印象を与えるでしょう
電話をかけること 我が社では 何千人もの従業員を雇ってきましたが 私はその一人一人に直接電話して 入社を歓迎しています 私が理想とする社風を 最初から感じてもらうためです 歓迎されていると実感してもらい 会社への帰属意識が湧くように 新入社員の期待を大幅に超えて接する文化です 退職する社員に 最終日に電話することもあります 辞める人は しばしば 会社に居た時よりも ずっと率直に物を言うので こういう時でもなければ なかなか得られないような 意見をもらう格好の機会になります
オフィスの外では 関心を引く 有意義な質問をすること 国内各地に出張する時は 毎晩 社員と一緒に夕食をとります 私が好んで尋ねるのは例えば 「君の深いモチベーションは? 今週あった出来事で 心の琴線に触れたのは?」 一人一人順番に答えてもらうことで 全員が心を開いて 会話に加わるようになり 普段とは異なる雰囲気が生まれます オフィスに戻った時には お互いへの理解が深まっているわけです
質問に正直に答えること エレベーターで 週末はどうだったか聞かれた時 よくあることですが 仮にこれまでで最高の週末だったとして 最愛の人に出会っていたとしても 「まあまあでした あなたは?」 と答えがちです 他者とつながりたければ 自分をさらけ出さないと 私も得意なほうではありませんが 大抵の人も同じでしょう でも だからこそ 自分を正直に見せると目立つのです 大抵の人が そうでないからです
ビデオをONにすること 私はいつも 電話より ビデオ会議を勧めています ビデオ会議では 自然な その人らしさが垣間見られるからです ビデオ会議中は集中を強いられます ほぼ強制的に 気を研ぎ澄まさざるをえない 仕組みになっています
誰も独りでは成功し得ません 時間を割いて 本物の 心からの人間関係を 築く努力をするほど 夢の実現に近づきます 自分を応援し 努力を支えてくれる人が 周りにいるという安心感を持って 大きなリスクに挑むことができるのです
テクノロジー中毒の文化では、とりわけ職場では本物の人間関係を築くことが難しいものです。ロバート・レフキンが、職場で心からのつながりを作るヒントとコツを伝授します。