最終更新:2015年12月22日(火)/ 連載終了
フリーランス外科医として全国各地を渡り歩いた、孤高の天才医師の半生
まだ日本で内視鏡外科手術が一般的でなかった頃、ドイツで最先端の内視鏡外科手術を学んだ金平永二Drは悩んでいた。国内では内視鏡手術への理解が少なく、それどころかむしろ反発さえされていたからだった。『あの頃なりたかった自分になれているのか?』自問した金平Drは、周囲を驚かせる大胆な行動に出る。
それは、大学病院を辞め、どこにも所属しない『フリーランス外科医』になるという道だった。
10年前、前代未聞のフリーランス外科医になり、インターネットを使った手術の受付を始め、全国各地を渡り歩いた孤高の天才医師の半生を描く!
監修:金平 永二Dr.
メディカルトピア草加病院 病院長。
内視鏡外科手術のパイオニア・技術職人。胆のう、胃、大腸、膵、脾など幅広い消化器疾患の内視鏡外科手術を2000例以上執刀。直腸腫瘍に対する経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM:狭い空間でスティックさばきを必要とするオペ)と胃粘膜下腫瘍手術における、世界トップクラスのエキスパート。
2011年にはそれまでの日本における内視鏡外科の発展への貢献の高さが評価され、日本内視鏡外科学会の最高賞である「大上賞」を受賞。世界シェア7割のオリンパスの内視鏡事業も、彼の貢献なしには語れない。
金平Dr.プロフィール
【略歴】- 1985年
- 金沢大学医学部卒業、金沢大学医学部第1外科入局
- 1991年
- ドイツTuebingen大学医学部外科
Gerhard Buess教授の指導のもと、内視鏡外科手術を学ぶ - 1992年
- 金沢大学医学部附属病院心肺総合外科講師
- 2002年
- フリー外科医 依頼手術をフリーランスで執刀
ウェブ上にバーチャル内視鏡外科研究所 ELK を開設
全国60か所以上およびシンガポール、ニュージーランド、香港、台湾、韓国で執刀 - 2005年
- 四谷メディカルキューブ きずの小さな手術センター長
- 2008年
- 上尾中央総合病院 外科診療顧問
AMG内視鏡外科アカデミー代表 - 2012年~
- メディカルトピア草加病院 院長
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手技動画|単孔式胃内手術による食道胃接合部GISTの切除