第6回 研究成果を伝える
2021.02.20
基礎研究の場合、これを明らかにしたいという知的好奇心を満たしていくためにはしっかり成果を出さないといけません。それはすぐにでなくてもいいですし、50年かかったというのでもいいのですが、成果を結んでいくことが求められます。そして、その成果を誰にも伝承しないというのはいけません...[ 続きを読む ]
慶應義塾大学医学部生理学教室教授
岡野 栄之先生
2021.02.20
基礎研究の場合、これを明らかにしたいという知的好奇心を満たしていくためにはしっかり成果を出さないといけません。それはすぐにでなくてもいいですし、50年かかったというのでもいいのですが、成果を結んでいくことが求められます。そして、その成果を誰にも伝承しないというのはいけません...[ 続きを読む ]
2021.01.20
医学部の入試は難しく、秀才中の秀才が集まります。その方々の中には研究をしたいという人が少なくありません。しかし、初期研修や専門医制度というシステムができあがったがために、研究をしにくい状況になってきました。私も若い人たちが臨床の方向に向かっていることや専門医ばかりになって...[ 続きを読む ]
2020.12.20
2014年の手術は加齢黄斑変性の患者さんに行われたものですが、今もしっかりと生着して機能しています。移植した方の眼は良くなり、移植していない側は悪くなっているということですから、圧倒的な成果でしたね。安全性についても十分に証明できているでしょう。今後は再生医療の手段の一つとして、...[ 続きを読む ]
2020.11.20
もう一つのiPS細胞の医療応用について、お話したいと思います。再生医療への応用につきましては、今お話した通りですが、病気の原因の解明については、世界的にも競争が非常に激しく、強い技術として注目されています。我々はこれまで、東京にいるという地の利を活かして、非常に多くの...[ 続きを読む ]
2020.10.20
我々はこのiPS細胞技術を使いまして、脊髄損傷の治療法の開発を行ってきました。ご存知の通り、脊髄損傷は健康な方がスポーツ外傷や交通事故などによって、ある日、突然になります。この方は慶應義塾大学病院に運ばれた22歳の男性です。第8胸椎、第9胸椎のの間に、このような...[ 続きを読む ]
2020.09.20
皆様、こんにちは。慶應義塾大学の岡野でございます。2012年にノーベル生理学・医学賞を山中伸弥教授が受賞されたことは記憶に新しいと思いますが、今日はiPS細胞がどのように役立つかといったことについて、お話しします。ご存知の通り、2012年のノーベル生理学・医学賞は...[ 続きを読む ]
著者プロフィール
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授
分子神経生物学、発生生物学、再生医学