コラム・連載

ゴルフジャーナリストが見た、プロゴルファーの知られざる素顔

奇跡の復活優勝、「ミーアのミラクル」

2023.12.15|text by 舩越園子

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今年11月、PGAツアーの2023年シーズンを締め括るフェデックスカップ・フォールの大会、バターフィールド・バミューダ選手権で、コロンビア出身の41歳、カミロ・ビジェガスが9年ぶりの復活優勝を果たした。

ビジェガスと言えば、彼がPGAツアーにデビューした2006年ごろは、地面に這いつくばるようにしてグリーンを読む彼の独特のポーズが大きな話題になり、彼は「スパイダーマン」と呼ばれていた。

その時代を知っている昔ながらのゴルフファンは、久しぶりにビジェガスの雄姿を目にして懐かしさを覚えたことだろう。

ビジェガスの長女が病に襲われ、以後、彼が戦線から離れたことを知っていたゴルフファンは、久しぶりに彼の明るい笑顔を目の当たりにして安堵を覚えたのではないだろうか。

そう、プロ転向から17年。最後に勝利を挙げた2014年から9年。ビジェガスの人生には、本当にいろいろなことが起こったものだと、今、あらためて思う。

母国の人々のために

コロンビア出身のビジェガスは、大学からは米国のフロリダ大学へ留学。卒業後の2004年にプロ転向し、下部ツアーを経て2006年からPGAツアー参戦を開始した。

デビュー早々、何度も優勝争いに絡み、瞬く間に大人気になった。人気を博した理由の1つは、PGAツアーで5本の指に数えられるほどの飛ばし屋だったこと。パワーアップのために彼はツアーで最も厳しいトレーニングを積んでいると噂されていた。

真っ赤なシャツで身を包んだ翌日は、上下白ずくめにオレンジ色のベルトとオレンジ色のワニ革シューズといった派手な出で立ちを披露。ファッショナブルなイケメンの周囲には、女性ファンの黄色い声が常に飛び交っていた。

だが、彼が大人気となった最大の要因は、パットのラインを読む際の「スパイダーマン」ポーズだった。

フロリダ大学ゴルフ部時代からビジェガスのメンタルトレーナーを務めていたスポーツ心理学者のジオ・バリアンテ博士は、「ビジェガスは突進型に見えるが、実はすごい完璧主義者。ラインを読むときは、できるだけ低い位置からグリーンを眺め、正確に読みたいと言い出し、あの奇妙なポーズが生み出された」と、こっそり教えてくれた。

実際、スパイダーマンのグリーンの読みは、きわめて正確だったのだろう。2008年にはプレーオフ・シリーズのBMW選手権で初優勝。そして最終戦のツアー選手権を制し、大きな注目を集めた。

さらにビジェガスは2010年ホンダクラシックで通算3勝目、2014年ウインダム選手権で4勝目を挙げ、順風満帆なキャリアを意気揚々と邁進していた。

2008年ドイツ銀行選手権で王者タイガー・ウッズと優勝争いを演じた際は、その映像が世界160か国に届けられた。ビジェガスの母国コロンビアでは、それまではゴルフのテレビ中継が皆無だったそうだが、彼の活躍が引き金となり、彼が戦う姿はコロンビア初のゴルフ中継として母国に映し出された。

「僕のゴルフを見て、コロンビアの人々に笑顔が戻ってくれたらいい」

政情不安が続いていた母国を案じ、悲哀を漂わせた彼の真剣なまなざしは、米国や世界のゴルフファンの心を捉え、大勢の人々が「カミロ!カミロ!」と彼にエールを送った。

小さな祈りが大きなインパクトになる

眩しいキャリアを築き始め、結婚し、長女ミーアを授かったビジェガスは、私生活でも充実して幸せいっぱいの様子だった。

だが、ある日、ミーアは脳腫瘍と診断され、辛い闘病生活を余儀なくされた。

治療法はないのか?効果的な薬はないのか?ミーアを救える病院は世界中のどこにもないのか?

悲痛な声を発し、方々を奔走したビジェガスの成績は一気に下降。そして彼は戦線から離れ、すべての時間とエネルギーをミーアのために費やした。

しかし、6カ月にわたる闘病を経て、ミーアは2020年7月に天国へ逝った。

2歳のバースデーすら迎えられず、生後22か月でこの世を去った娘のあまりにも短かった命を思うと、「やりきれない気持ちになった」とビジェガスは振り返った。

そして彼は愛妻マリアと話し合い、「自分たちと同じように大変な現実に直面している子どもたちや家族をサポートしよう」と思い立って、自身の財団を創設。「ミーアのミラクル」と名付け、活動を開始した。

「小さな祈りが大きなインパクトになる」をスローガンに掲げるビジェガスの財団は、経済的、精神的、肉体的なサポートを必要としている子どもたちや家族のために寄付を募る活動を主体としている。

ビジェガス夫妻の地道な取り組みは米国で評価され、地元フロリダ州のパームビーチ小児病院やジャック・ニラク小児病院などとのコラボレーションも実現した。数々の企業も協賛し、「ミーアのミラクル」の手助けを得た子どもたちが、ゴルファーやスイマー、ランナーといったアスリートとして巣立っていった例もすでにあるという。

「子どもたちが元気や勇気を得て、笑顔を取り戻し、明るく生きていく。それこそが、ミーアの奇跡だ」

最愛の娘を失った深い悲しみを乗り越え、新たに授かった息子はすくすく育って2歳になり、ビジェガス自身にも元気や勇気、笑顔が戻った。

そして今年11月、バミューダ諸島で開催されたPGAツアーの大会で9年ぶりの復活優勝を遂げ、涙を見せた。

「不思議なほどのエネルギーが漲るのを感じた。きっとミーアが空の上から応援してくれているからに違いない」

ビジェガスの復活優勝は、まさに、奇跡の物語だった。

次回は1月15日公開予定!

バックナンバー
  1. ゴルフジャーナリストが見た、
    プロゴルファーの知られざる素顔
  2. 89. 運命の手紙、M・ウィアの社会貢献
  3. 88. 豪快なL・デービスのチャリティ活動
  4. 87. レジェンド「チチ」の秘めたる想い
  5. 86. パーキンソン病の選手のリアル・チャレンジ
  6. 85. P・スチュワートのスピリッツ
  7. 84. どんなときも、誰かのために
  8. 83. 「オーガスタの申し子」の過去と未来
  9. 82. 「破竹」のナップが願うこと
  10. 81. M・ホーマの「故郷への恩返し」
  11. 80. トレーラーハウスで誓ったこと
  12. 79. 命のリレー、命のショー
  13. 78. 奇跡の復活優勝、「ミーアのミラクル」
  14. 77. 「永遠の女王」A・ソレンスタム
  15. 76. L・グローバーを大きく開花させたもの
  16. 75. 大きなゴールのための小さな目標
  17. 74. 「三つ子の魂」子どもたちのヒーロー
  18. 73. 「誰かのため」を最優先するホブランは、だからこそ人気急上昇中!
  19. 72. 亡き母のために「優勝して財団設立」を目指したW・クラークの勝利
  20. 71. 「脚光」と「薄幸」のビッグスター
  21. 70. 何かに苦しむ誰かのために活動する「フェアウエイの妖精」
  22. 69. 「0.006%」を潜り抜けたバックリーがもたらす幸運
  23. 68. 故郷をジュニア天国へ。S・ストーリングスの社会貢献
  24. 67. 鉄人レースに挑んだ女子プロのチャレンジ
  25. 66. 「ナイスガイだからこそ」のメジャー制覇と社会貢献
  26. 65. 個性派M・A・ヒメネスの恩返し
  27. 64. 全英女子オープン覇者がプロゴルファーである理由
  28. 63. メジャー3勝、だからこそ「感謝」と「貢献」
  29. 62. アフリカに水をもたらすゴルフ界のレジェンド
  30. 61. 一人の少年を讃えたフリートウッドの想い
  31. 60. 母国を離れて戦うC・スミスの母国愛
  32. 59. コロナ禍の犠牲者のために尽くした素晴らしき選手
  33. 58. 親友が闘病しながら創設した財団を守り続けるプロゴルファー
  34. 57. 救った子供が未来を救う、だからこそ救いたい
  35. 56. 「みんなのハッピー」を目指す女子ゴルフのスター
  36. 55. バレステロスからラームへ、スペインのヒーロー誕生物語
  37. 54. マリア・ファッシは幸せを運ぶアンバサダー
  38. 53. 「小さな奇跡」を信じて戦う意味
  39. 52. クールなP・カントレーの温かい社会貢献
  40. 51. L・トンプソン流、ユニークな社会貢献
  41. 50. 母国への想いが奇跡を起こす!?
  42. 49. 無名の48歳の「好きな言葉」「嫌いな言葉」
  43. 48. B・デシャンボーの熱くて厚い義理人情
  44. 47. 絵を描き続ける「みんなのヒーロー」
  45. 46. 助けたからこそ、助けられたゴルフ人生
  46. 45. 夢を追いかけられる社会にしたい
  47. 44. 負けても笑顔を輝かせた意味
  48. 43. 優しく強くなったR・マキロイの社会貢献
  49. 42. ファンファーレで送り出したい全英チャンプ
  50. 41. 「僕はそういう僕でありたい」ビリー・ホーシェルの感謝と恩返し
  51. 40. チャールズ・ハウエルの恩返し
  52. 39. メジャー・チャンプの恩返し
  53. 38. 「思い出づくり」と「自転車づくり」
  54. 37. 米ツアーの黒人選手の「声」の力
  55. 36. スネデカーは「超ナイスガイ」!
  56. 35. 「世界を救うため」動いたジュニアゴルファー姉妹
  57. 34. それが「私の生きる意味」
  58. 33. 「いつかは、私が」と誓った物語
  59. 32. 亡き母の名を冠したマンモバンを走らせて
  60. 31. ケビン・ナの人気が静かに高まりつつある理由
  61. 30. ゴルフ界の「子育て」と「本当の女王」
  62. 29. 苦難を乗り越えた3世代の物語
  63. 28. 光が当たらなかった場所に光を当てる
  64. 27. 世界ナンバー1の「自分流」チャリティ
  65. 26. 「手作りゴルフ場」から出発したプロゴルファーの社会貢献
  66. 25. ゴルフ金メダリストが考える手作り感覚のチャリティ活動
  67. 24. 惜しみなく与える「DJ」の物語
  68. 23. 輝く未来を抱くチャンス
  69. 22. 帝王の優しき野望
  70. 21. 「パットの名手」は「チャリティの名手」
  71. 20. 「ケビン・キスナー」の名前と存在感
  72. 19. ゴルフの世界でも「類は友を呼ぶ」
  73. 18. ライオン・ハートのジョン・デーリー
  74. 17. 往年の名選手と名キャディからの贈り物
  75. 16. 「たった4勝」でも「メジャー無冠」でも、どんどん高まるリッキー・ファウラーの人気
  76. 15. ジャロード・ライルの36年の人生が残してくれたもの
  77. 14. 苦労したからこそ、若者たちを手助けしたいと動き出したトニー・フィノウ
  78. 13. 授かった幸運を不運な人々のために役立てたいと願うジム・フューリックと妻の社会貢献
  79. 12. 選手もキャディも主役になった日
  80. 11. タイガー・ウッズの真心のチャリティ
  81. 10. 闘病しながらチャリティにも精を出し、「とてもラッキー」と言い切る強さ
  82. 09. ベン・クレーンの終わりなき社会貢献
  83. 08. だから、アーノルド・パーマーは誰からも愛された
  84. 07. デービス・ラブの愛
  85. 06. 彼が国民的スターである理由
  86. 05. ゴルフより大切なものを知って強くなったプロゴルファー
  87. 04. アーニー・エルスの山谷の越え方
  88. 03. マスターズ2勝のバッバ・ワトソンが一人の人間として抱く夢
  89. 02. 全英オープン覇者、ジョーダン・スピースの強さの秘密
  90. 01. プロゴルファーも、お医者さまも?「らしさ」って、難しい

著者プロフィール

舩越園子 近影
舩越 園子(ふなこし そのこ)

ゴルフジャーナリスト

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。
百貨店、広告代理店勤務を経て1989年にフリーライターとして独立。93年渡米。

在米ゴルフジャーナリストとして新聞、雑誌、ウエブサイト等への執筆に加え、講演やテレビ、ラジオにも活動の範囲を広げている。

『王者たちの素顔』(実業之日本社)、『ゴルフの森』(楓書店)、『松山英樹の朴訥力』(東邦出版)など著書訳書多数。

アトランタ、フロリダ、ニューヨークを経て、現在はロサンゼルス在住。

最新の書籍紹介

『タイガー・ウッズ 復活の言霊』

タイガー・ウッズ 復活の言霊
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復活劇の裏にあったウッズの想い
すべての人の心を打つ48のメッセージ

誰もが憧れる絶対王者として
君臨していたウッズ。
不倫騒動、くり返された故障と手術、
まさかの逮捕劇……と、
人生の風雨にさらされたウッズ。

子供たちと向き合い、自分を見つめなおし、
見事に復活優勝を果たしたウッズ。
どれもタイガー・ウッズだが、
彼の言葉を追い、紐解いていくことで
人間・ウッズの実像が見えてくる。

そして逆境を乗り越えるために 一番大事なものとは……。

バックナンバー
  1. ゴルフジャーナリストが見た、
    プロゴルファーの知られざる素顔
  2. 89. 運命の手紙、M・ウィアの社会貢献
  3. 88. 豪快なL・デービスのチャリティ活動
  4. 87. レジェンド「チチ」の秘めたる想い
  5. 86. パーキンソン病の選手のリアル・チャレンジ
  6. 85. P・スチュワートのスピリッツ
  7. 84. どんなときも、誰かのために
  8. 83. 「オーガスタの申し子」の過去と未来
  9. 82. 「破竹」のナップが願うこと
  10. 81. M・ホーマの「故郷への恩返し」
  11. 80. トレーラーハウスで誓ったこと
  12. 79. 命のリレー、命のショー
  13. 78. 奇跡の復活優勝、「ミーアのミラクル」
  14. 77. 「永遠の女王」A・ソレンスタム
  15. 76. L・グローバーを大きく開花させたもの
  16. 75. 大きなゴールのための小さな目標
  17. 74. 「三つ子の魂」子どもたちのヒーロー
  18. 73. 「誰かのため」を最優先するホブランは、だからこそ人気急上昇中!
  19. 72. 亡き母のために「優勝して財団設立」を目指したW・クラークの勝利
  20. 71. 「脚光」と「薄幸」のビッグスター
  21. 70. 何かに苦しむ誰かのために活動する「フェアウエイの妖精」
  22. 69. 「0.006%」を潜り抜けたバックリーがもたらす幸運
  23. 68. 故郷をジュニア天国へ。S・ストーリングスの社会貢献
  24. 67. 鉄人レースに挑んだ女子プロのチャレンジ
  25. 66. 「ナイスガイだからこそ」のメジャー制覇と社会貢献
  26. 65. 個性派M・A・ヒメネスの恩返し
  27. 64. 全英女子オープン覇者がプロゴルファーである理由
  28. 63. メジャー3勝、だからこそ「感謝」と「貢献」
  29. 62. アフリカに水をもたらすゴルフ界のレジェンド
  30. 61. 一人の少年を讃えたフリートウッドの想い
  31. 60. 母国を離れて戦うC・スミスの母国愛
  32. 59. コロナ禍の犠牲者のために尽くした素晴らしき選手
  33. 58. 親友が闘病しながら創設した財団を守り続けるプロゴルファー
  34. 57. 救った子供が未来を救う、だからこそ救いたい
  35. 56. 「みんなのハッピー」を目指す女子ゴルフのスター
  36. 55. バレステロスからラームへ、スペインのヒーロー誕生物語
  37. 54. マリア・ファッシは幸せを運ぶアンバサダー
  38. 53. 「小さな奇跡」を信じて戦う意味
  39. 52. クールなP・カントレーの温かい社会貢献
  40. 51. L・トンプソン流、ユニークな社会貢献
  41. 50. 母国への想いが奇跡を起こす!?
  42. 49. 無名の48歳の「好きな言葉」「嫌いな言葉」
  43. 48. B・デシャンボーの熱くて厚い義理人情
  44. 47. 絵を描き続ける「みんなのヒーロー」
  45. 46. 助けたからこそ、助けられたゴルフ人生
  46. 45. 夢を追いかけられる社会にしたい
  47. 44. 負けても笑顔を輝かせた意味
  48. 43. 優しく強くなったR・マキロイの社会貢献
  49. 42. ファンファーレで送り出したい全英チャンプ
  50. 41. 「僕はそういう僕でありたい」ビリー・ホーシェルの感謝と恩返し
  51. 40. チャールズ・ハウエルの恩返し
  52. 39. メジャー・チャンプの恩返し
  53. 38. 「思い出づくり」と「自転車づくり」
  54. 37. 米ツアーの黒人選手の「声」の力
  55. 36. スネデカーは「超ナイスガイ」!
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  57. 34. それが「私の生きる意味」
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  61. 30. ゴルフ界の「子育て」と「本当の女王」
  62. 29. 苦難を乗り越えた3世代の物語
  63. 28. 光が当たらなかった場所に光を当てる
  64. 27. 世界ナンバー1の「自分流」チャリティ
  65. 26. 「手作りゴルフ場」から出発したプロゴルファーの社会貢献
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  72. 19. ゴルフの世界でも「類は友を呼ぶ」
  73. 18. ライオン・ハートのジョン・デーリー
  74. 17. 往年の名選手と名キャディからの贈り物
  75. 16. 「たった4勝」でも「メジャー無冠」でも、どんどん高まるリッキー・ファウラーの人気
  76. 15. ジャロード・ライルの36年の人生が残してくれたもの
  77. 14. 苦労したからこそ、若者たちを手助けしたいと動き出したトニー・フィノウ
  78. 13. 授かった幸運を不運な人々のために役立てたいと願うジム・フューリックと妻の社会貢献
  79. 12. 選手もキャディも主役になった日
  80. 11. タイガー・ウッズの真心のチャリティ
  81. 10. 闘病しながらチャリティにも精を出し、「とてもラッキー」と言い切る強さ
  82. 09. ベン・クレーンの終わりなき社会貢献
  83. 08. だから、アーノルド・パーマーは誰からも愛された
  84. 07. デービス・ラブの愛
  85. 06. 彼が国民的スターである理由
  86. 05. ゴルフより大切なものを知って強くなったプロゴルファー
  87. 04. アーニー・エルスの山谷の越え方
  88. 03. マスターズ2勝のバッバ・ワトソンが一人の人間として抱く夢
  89. 02. 全英オープン覇者、ジョーダン・スピースの強さの秘密
  90. 01. プロゴルファーも、お医者さまも?「らしさ」って、難しい